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Cafe Jenkins Vol.2 あっという間だったHuerco Cafe & Gallery 2018


2018年2月8日
Cafe Jenkins Vol.2 あっという間だったHuerco Cafe & Gallery 2018

今回フエルコにとっては一番大きな規模と、初めてのカフェスタイルでの展示会という試みだったHuerco Cafe & Gallery 2018。会場はほぼ全てを自分たちで1から作るスタイルで、設営は前日の深夜まで続き、そしてある程度展示品を並べ終わった時には「これ一人も来なかったら皆でのんびり珈琲でも飲んで過ごしましょうか?」そんな、ちょっとした興奮と不安、期待と緊張の入り混じる会話をしていたのがすでに懐かしく感じてしまうぐらい、イベントは大盛況。たくさんの方にお越し頂き、楽しい3日間はあっという間に過ぎていったのでした。

大阪デザイナー専門学校を今年卒業する学生さんによる「HuercoCafe WelcomeBoard」
どうして Huerco Cafe ?

釣りと珈琲の結びつきが強いかと言えば、それほどでもないのかもしれません。しかし元々釣り場で豆を挽いたり、時にはバーナーで焙煎してみたりと、魚を釣ることだけに執着しない釣りの楽しみ方が僕たちの中では自然なものだったこともあるかもしれません。どうせなら釣り場で楽しむあの感じをそのまま届けてみよう。

気付けば展示会(仮)はカフェに名前を変え、ただ道具を並べるだけではないギャラリーという形がしっくりとハマる。GOOD FISHING COMPANYという一言にも凝縮されているフエルコの持つ雰囲気に、それをカタチにすることが出来るグラフィック・ディレクションスタッフがいて、特に味もわからないくせに妙に珈琲のこだわりの強いスタッフもいたり(笑)様々な要素が合わさって、だけども必然的に生まれたイベントがHuerco Cafeなのだと思います。

ゆったりしたスペースで、のんびりと製品を手に取ってもらう。

テーマとしては、珈琲でも片手に釣り談義をしたり、製品説明をさせてもらい、共催のBIGFISH1983、バクシンルアーデザインズを含め、もしも気に入ったものがあればその場で購入もしていただけるというカフェスタイル。

Huerco 物販ブース
Huerco 物販ブース

ゆっくりとその場の雰囲気も楽しんでもらい、釣り道具だけではない “釣りというライフスタイル” を提案するHuercoらしいイベントにしたかったのですが、言うのは簡単です。展示の仕方からテーブルの配置、コーヒーセットを用意したり、皆で試行錯誤しながらの手作りのイベント。例えばヨーロッパの最大の釣具の展示会であるEFFTEXでは、コーヒーだけでなく時にはお酒を振舞うこともあったぐらい。ゆっくりとブースで世界観を感じてもらい、会話をして、製品を深く理解してもらう。あのなんとも言えない、釣りという趣味・アクティビティが成熟して、カッコイイものとして成立していた雰囲気を少しでも再現したかったのかもしれません。

これは偶然なのですが、フランスはヨーロッパのストリートフィッシングカルチャーをバックボーンにするBIGFISH1983のプロダクトが一緒に並び、バクシンルアーデザインズの藤本氏は、釣りがカッコイイ大人の遊びとして愛され、時には本気でアスリートが競いあうバスフィッシング発祥の地アメリカに魅了されてしまった釣り人。海外からのゲストも多く訪れた会場は、まさに私たちの目指した「カッコイイもの」だった気がします。

Cafe Jenkins Vol.2 あっという間だったHuerco Cafe & Gallery 2018
Cafe Jenkinsの時間には、いつも釣り場でやっている通りのハンドドリップで珈琲を提供させて頂きました。
フエルコカフェを振り返って

来場した多くの方に、「ゆっくりと話が出来てよかった」だったり、「とにかく雰囲気が良くてついつい長居してしまってすみません」など、嬉しい言葉をたくさんかけてもらいスタッフ一同本当にやって良かったと思える瞬間がたくさんありました。そして予想以上に釣り業界、出版業界からもたくさんの方に足を運んでもらいました。

Huerco Cafe 2018 Entrance

まだ新しいブランドであり、それだけである一定の注目を集めていると思います。今回のフエルコカフェが思っていたよりも盛り上がったからといって大成功したと言えるとは思っていませんが、会場や機材調達、イベント運営には、フエルコスタッフだけでは無くたくさんの方々の協力がありました。そういった人からも「人がたくさん来たね!」とか「頑張ったね!」「来年もやろう!」とお褒めの言葉をいただき、ちょっとぐらい調子に乗って、これは大成功だなと(笑)

個人的に最高に嬉しかった出来事は、これからの釣りを担っていく若い釣り人が会場に来てくれたこと。丁寧にお土産まで持って来てくれた”しっかりしてる系”の若者が来たと思ったら、なんと何年も前に遠征で出会った当時高校生だったアングラーだったり、こちらをチラチラと見ながらそわそわしていた二人に話しかけてみたら、もう長いことSNSではつながりのあった、まだ高校生の可愛いアングラーだったり。一応オッサンとしての自覚が芽生えて来た世代としては、ちょっとウルっときてしまうような瞬間でした。

その時その時に満足しつつも決して慢心せず、継続していくことがきっと何より大事だと思います。”体験こそ全て” を掲げた以上モノづくりには偽りなく、あらゆるライフスタイルと釣りの融合を目指すGOOD FISHING COMPANYとして、これからも釣りやアウトドア、全ての外遊びを愛する人たちに新しい体験を提案していきたいと思います。

See you at Huerco Cafe 2019 …

来年も、きっと再来年も、忙しそうにしながらフエルコカフェで珈琲を淹れる事が出来たら幸せです。

ショータ・ジェンキンス

ショータ・ジェンキンスHuerco official Ambassador

Official Site instagram

千葉県出身。イギリス在住時に出会ったパイクという魚に人生を変えられてしまって以来、国内外を気ままに旅するフィッシングピーターパン。現在は中禅寺湖をホームとし、語学力と勢いを武器にライター、デザイナー、ブランドマネージャーとして、釣りに関わる仕事を精一杯「遊ぶ」が信条。