8月に入り、いよいよ夏も本番。今年は雨が少なくとても暑いように感じます。
今回は折りたたみ自転車で海へ遊びに行きがてら、夏に旬を迎える兵庫県明石(あかし)のマダコを狙ってみました。
明石といえば「明石焼き」で有名で、タコをイメージする方も多いのではないでしょうか。
明石はマダコ漁が盛んで、なかでも6~8月が最盛期とされています。明石海峡周辺の複雑で速い潮の流れのなかで育つため、足が短く太く、「陸でも立って歩く」といわれるほど力強いのが特徴。
食べれば、弾力のある身に旨味がぎゅっと詰まっていて、絶品です。
そんな美味しい明石タコを目標に、折りたたみ自転車とパックロッドで出かけます。
http://www.hyogo-suigi.jp/Fishing/kyodo1_kobetoban.html
※マダコは漁業権が設定されていることがほとんどなので、タコつりの際は禁止エリアに注意してください。
まだ日が昇る前の午前5時頃、駅までの道のりは涼しく、汗をかく前に無事駅に到着。
輪行にも段々慣れてきて、滞りなく電車に乗りこみます。休日の始発は空いていて、とても快適で得した気分です。
神戸・三宮駅で電車を乗り換え、車窓から海を眺めていると、あっという間に目的地・明石にたどり着きました。腹が減っては釣りにならぬ―ということで、立ち食い蕎麦をかき込み、これで準備はOK。
自転車を組み上げたら、タコがいそうなポイントを探します。
徒歩では時間のかかるポイント移動も、自転車の機動力を生かして素早くいいポイントを探せます。
今回、ロッドはXT710-5Cを使用しました。
XT710-5Cは簡単に説明すると、コンパクトでありながらとてもパワフルな釣り竿になっています。
僕も3年程使わせていただいていますが、バス釣りはもちろん、アカメ釣りや離島で小~中クラスのサメを狙った釣りにも使用しています。仕舞寸法は53㎝と、とてもコンパクトで大きめのカバンにすっぽり収まります。
そして、これが「タコ餌木(えぎ)」といわれる疑似餌(ぎじえ)です。
オモリと組み合わせて使います。この疑似餌を海中で漂わせることでタコが釣れます。
釣りを始めて間もなく、竿に重みを感じたので、すかさずアワセをいれると、なんと釣れたのは、海藻!タコ釣りは、そこまで甘くはないのである。
再び自転車を漕ぎポイントを変えて、タコ餌木で海底を探ってみます。ゴツゴツした場所はタコの隠れ家になりやすいので、根がかり覚悟で慎重に餌木を動かします。
すると、動いていた餌木が急に動かなくなりました・・・。
あきらかにタコだとわかり、アワセをいれてリールを巻きはじめると、確かな生命感を感じました。
そうして釣りあがったのは、今度こそ、明石の立派なマダコです!
まさか、始めてすぐ釣れるとは思いませんでした。さっそくタコをしめて、保冷剤入りの袋に詰めます。
釣りを始めてまだ2時間ほどですが、日が上がりはじめ、目標だった明石のタコも釣れて釣果に納得した自分は、早急に竿をしまい、自転車で港町を散策することにしました。市場や商店街のどこか懐かしさを感じさせてくれる空間がとても素晴らしく、ついつい釣りのことは忘れてしまいました。
散策後、帰宅に向け駅まできたところでいい感じのお店を見つけて入店!
後は電車とバスだからと思わず一杯(いっぱい?!)。
釣りにもぶらり歩きにも満足したので、本日の旅はこれにて終了。(まさかの午前で終わり)
輪行バックに自転車をしまい、電車とバスで帰宅しました。
釣ったタコは、内臓を取り塩でよくもみ洗いして、軽く湯がきます。
もちろん造りもよし、贅沢にタコ焼きもいいですね。
今回私は、刻んだ野菜とオリーブオイルで和えてカルパッチョにしていただきました。
明石のマダコ特有の弾力と旨味がたまりません。
時には折りたたんで輪行し、必要になればまたさっと開いて乗ったり、押して歩いたり。時間にしばられず、気の向くままに自由に移動できる折りたたみ自転車ならではの、心地よい旅を満喫できました。折りたたみ自転車とパックロッドで、次はどこへいこう?
※タコ釣りは釣り場のルールに従って楽しみましょう。
ベイトモデル / 5pcs
パワーゲーム対応の5pcsヘビーベイト 硬さの中にネバりをもたせた骨太ブランクスのXT710-5Cは、リトリーブ時に抵抗の大きいルアーやボリュームのあるビッグベイトなど、大型ルアーの操作性を追及したパワーゲーム対応のヘビーベイトモデルです。荷重がかかると素直に曲がるレギュラーファストテーパーで、ルアー操作時には命を吹き込むように、軽いロッド操作でキレの良いアクションを加えることができます。 全長レングスは7フィート11インチですが、有効レングスは8フィート前半クラスに匹敵。足場が高いポイントにおいても足元までキッチリと、狙った障害物の際やコースをブレることなく正確にトレースできます。リールシートからグリップエンドの長さを37センチと、このパワークラスには珍しくショートにセッティングすることで、キャスト時に振り抜きやすく、狙いのピンを正確に狙い打っていく、ピッチングやフリッピングなどの動作も楽に行えるようになりました。 バスフィッシングにおけるパワーゲームから、1~2枚菱などのライトカバーにおけるフロッグゲーム、シャッドテールやロングワームなどボリュームのあるワームを用いたロックフィッシ ...続きを読む
トライアスリート、キャンプ場アウトドアインストラクター。幼少期より生き物や自然が大好きで、運動は誰にも負けなかったという少年がそのまま大きくなってしまった元・野遊び少年。トライアスロンやキャンプ、ルアーフィッシングの他に料理も得意で、春には野草のパスタや秋には焚き火で焼き芋など、大地の力や季節の美しさ、そして「いのちをいただく」ことの意味を大切にしている。