おかげさまで何かと忙しい(仕事)日々を送るのがデフォルト日常となってしまっている私だが、ありがたい事に仕事柄様々な企画に立ち会わせてもらったり手伝ったりする事が多い。 しかし少しでも油断すると「次回の遊び」という予定が無かったりして、いったい何を楽しみに日々を送っているのか疑問に思う瞬間ってのがある。 基本無趣味な私には、休日を目標に平日をこなす様な状況は好ましく無い。 貴重な休日をただボーッと終わらせてしまうから。
しかしながら現に今、この文章を書いている私の予定としては残念ながら何も無い。
年末年始の旅行の計画なんかも無い。
書いててちょっと焦ってる。
前回記事を書かせてもらった「Huerco CAMP 2018.03」でも書いている通り基本的には出不精な性格なので、1日家から出ない休日を送りそうな状態になっているのではあるが、この記事を書いている今から少し前に前回のキャンプに続き「Huerco DayCAMP 2018.10」に参加してきた。今回はその様子を基本出不精の私目線で報告したいと思う。
場所は大阪舞洲にあるオートキャンプ場。
ここのサイトを2区画お借りして、「Huerco DayCAMP 2018.10」が開催された。
今回もアウトドアインストラクターの佐部利 広大(さぶり こうだい)氏をメインに、ちょっと凝ったBBQを楽しむ事を目的として企画。 参加メンバーはHuercoから高田と中西と私、その他にはフエルコオーナーさんファミリーや各メンバーの家族やお知り合いなどに参加してもらい約20名もの大人数となった。
BBQと知っていて飲むのを我慢する自信の無い私は、車で行かずに電車とバスを乗り継ぎなんとか現地に到着。 現地に着くとすでに佐部利氏ともう一名、佐部利氏の友人でアウトドア達人の池田氏がタープの準備等を開始していた。
片側のサイトには海外の映画やドラマで見るようなデカイBBQコンロが設置されており、見ているだけでいったいどんなBBQになるのかとちょっとワクワクしてしまう。
素材となる野菜や燻製の為の鮭が並び、いよいよ楽しみになってきた。 私から佐部利氏へ「何か手伝おうか?」という問いには「ゆっくりしといてください!」との返答。 気を使ってくれているのか邪魔なのか。多分後者だろう。
木をホジホジする赤ちゃんやアウトドアで任天堂Switchを楽しむなど、それぞれ自由に過ごす。 実に充実した休日だ。
豪快なBBQ料理を生で見る経験はなかなか無いので結構な驚きなのだが、基本は「丸焼き」。 玉ねぎは半分、パプリカは丸焼き、鶏肉も切ってから焼くのではなくそのまま。 どおりでこのアメリカンチックなBBQコンロの網目がでかくても大丈夫な訳だ。
佐部利氏の話しによると、牛・豚・鳥の中で鳥の焼き上がり温度が一番難しいそう。
今までそんな事を気にしてBBQをやった事が無いので勉強にはなるが、正直次回から私も温度を気にする事ができるのだろうか・・・。
焼きあがったモノがこちら。 素晴らしい。
佐部利氏が切り分けいざ実食。
驚いた。
鶏肉がこれほどまでに美味いのかと驚いた。 パプリカも驚くほどみずみずしく、甘みもあり非常に美味い。 玉ねぎもただ焼いただけなのかと疑わしいほど美味い。
今考えると実際どれもが疑わしい。
何か隠しているだろう。
今度問い詰めて謎を究明しようと思う。
続いてアメリカンBBQコンロでは牛肉や参加者が差し入れしてくれた自家製チャーシューを焼き上げていく。 ここまで書いてきて、どれも美味いとしか言い様が無いのが残念に思えてきた。
さらに続いてお次は「鳥の丸焼き」と「鮭の燻製」。 丸焼きもそうそう自宅ではやらない料理なので皆興味津々。 正直な話し、この頃お腹いっぱいになってしまっていた私は、もうビール以外に入らなかった為残念ながら食べていない。 今思うと悔しい。
食後それぞれがのんびりまったりとした時間を過ごし、充実した休日を満喫。
そしていよいよ私が楽しみにしていた時間。
前回の「Huerco CAMP 2018.03」にも書いている通り、生豆から焙煎したコーヒーが忘れられない私は密かに何よりも楽しみにしていた。 人数が多い為、全員に行き渡る様一度経験済みの私は遠慮するのがいいのだろうが飲みたいから知ったこっちゃ無い。
これは是非みなさんにも味わっていただきたい。
機会があればHuercoの何かしらのイベントでもいいし、キャンプ好きの知人等でやっている方が周りにいるのなら是非飲ませてもらう事をお勧めする。
それほど美味いのだ。
「外で食べると美味しい」とか「炭火で焼くと美味い」とか、BBQをするとよく聞くこのセリフがコーヒーにも当てはまっているのだろうか。 まだ自宅でやった事も無いし、比べて見た訳では無いのでなんとも言えないが、自信を持って言えるのは間違いなく美味いという事。 佐部利氏が用意した豆もいいのだろうが、それだけでもなく、生豆から焙煎する際の加減や、豆を挽く際の荒さ等でも全然違いが出る。
コーヒー好きの方々からすると「何を当たり前の事書いてんだ」ってなもんであろうが、知らない人が圧倒的に多いのも事実だと思うのでおもいっきり書く。
やってみ。
美味いから。
実はコーヒーの他にも撮影で参加してくれていた末廣氏が、お茶っ葉を煎って入れてくれた「ほうじ茶」にも本気で驚いた。 残念ながら写真が残っていないのだが、コーヒー以外にもこんな飲み物をアウトドアで楽しめるのかと。
様々な豪快BBQ料理を楽しみ、コーヒーからお茶までDayCAMPを満喫した。
参加いただいたメンバーの中には最近ご夫婦でアウトドアにハマりだした方なども居て、色々と佐部利氏から話しを聞いたりと、私だけではなく充実していたのではないかと思う。 あまりアウトドアをしないライトな方も、今回は楽しめたのではないだろうか。 実際全部自分でやると大変な事も難しい事もあるのは事実だろうが、それすらも楽しめるようになれればと私自身も思う。
DayCAMPは本当に気軽に出来るアウトドアだと思うので、鳥の丸焼きはしないにしても、簡単BBQと生豆焙煎コーヒーだけだったら自分だけでもできるかも。 冒頭で書いた「予定が無い」は撤回して、DayCAMPの計画を練ってみようかと思う。
この文章を読んでいただいた方で興味を持っていただいた奇特な方がいらっしゃるなら、是非挑戦してみて欲しい。
今年2月に開催した「Huerco Cafe & Gallery 2018」でも、淹れたてのコーヒーを提供した。 そして来年2019年も実は「Huerco Cafe & Gallery 2019」の開催が決定していて、まだ詳細は公表できないのだが、今年同様コーヒーなどももちろん用意する。
生豆から焙煎して提供する事ができるかどうかは不明だが、可能であればやってみたいと思うので是非参加してみて欲しい。
直接お会いできれば下手な文章よりももっと上手に説明できると思うので。
Photo:末廣 良治