「“がてら”の釣りを楽しむ ~Paris編~」から1年も過ぎてしまった…すいません…
怠慢とはこのことだ。
1人でもこれを読んでくれる方がいることを願って謝りながらも綴っていこうと思う。
2017年11月7日、Parisを出た僕らが次に向かったのはもう一つの旅の目的地、スイスのNeuchâtel(ヌーシャテル)だ。
正直ここに訪れるまでこの町のことは全く知らなかった…
なぜこの町に訪れることになったかというと、この地に住む友人がいるからだ。
そもそも今回の旅は僕にとっては新婚旅行というやつで、奥さんと一緒に旅をしている。
それにも関わらずその友人は快く僕らの訪問を受け入れてくれ、部屋まで提供してくれた。
彼の名はFrank(フランク)、スイス在住ドイツ人。ほんとに良い奴だ。
同棲している彼女も凄く気のいい子で、ここに滞在する3日間僕らはしばしの4人生活を送ることとなった。
(ちなみにこんな旅のスタイルに喜んでつき合ってくれる奥さんにも感謝。すごくありがたい。)
彼との出会いは2016年の12月、僕の地元である兵庫県神戸市。
三宮近辺が僕の仕事の拠点なのだが、取引先を訪問する道すがら海を通る際にやはりこれも釣り人の性というやつで必ず海を覗く。
この時期神戸ではシーバス釣りにおいて「マイワシパターン」と呼ばれるビッグイベント真っ只中。その様子を見がてら僕は海沿いの道を自転車で通るのだがそこで出会ったのが1人で釣りをしていたフランクだ。
この話をするといつスイスの話に戻れるかわからないので割愛しよう。
とにかく僕らは神戸で出会い、一緒に釣りをしたりして仲良くなり、その約1年後スイスの彼の家へと訪問することになる。
彼はヌーシャテルに住み、ヌーシャテル湖とそれに注ぎ込む川に潜むおサカナさんを釣ることを基本生き甲斐としている生粋の釣りキチだ。パイクとトラウト、この2種が彼をどっぷりと釣りの世界へと引き込むことになったそうだ。
そしてこの地に僕が訪れた理由はただ一つ、「彼と一緒に釣りがしたい」。
これだけだ。
できればおサカナさんの姿も見たいw
とはいえこの時期は冬。ヌーシャテルに来てそうそう彼は言った、「夏においでw」
そう、やはりオフシーズンに違いないのだw
とはいえ来たからにはやはり竿は振りたい。もちろん彼もわかっている、寒くても釣りには行く。
ただサカナの顔を見れるかは別だと。
重々承知だ。
スケジュールは2泊3日。初日は夜に着いたので遊べるのは実質2日目の1日だけしかない。
1日でどれだけヌーシャテルを楽しむ事が出来るか、ワクワクだ。
初日の夜は閉まっている釣具屋の前でまずパシャリ。
ご飯の後は釣り談議。
釣りに行く前のこの時間もすごく楽しい貴重な時間。
2日目、朝は近所を散歩。
お昼前くらいから渓流ピクニックへ。
この渓流は時期があえばブラウントラウトなどが狙える場所。
残念ながら訪れた時期は禁漁期間により釣りはできませんでしたがまた必ず訪れたい。
ということでお腹を満たし、2時間ほどで下山。そしていよいよ湖へと向かいます….
まずはここ。
普段日本にいる限りこんな施設に出逢う?触れる?ことがなかったので衝撃を受けました。
ヌーシャテルにあるFishing club 、SNPT。
どれほど釣りが愛され、どれほで伝統として残されてきているのかを肌で感じる事が出来た。
スイスでは伝統的なクラブがいくつもあるらしく、ヌーシャテルにはここSNPTが唯一らしい。60~80名が在籍しているとか…すごい!
フランクももちろんここの一員。中も見学させて頂きました。
終始興奮気味のワタシ。
釣りという文化を感じることが出来た瞬間。他会員の方達も凄く気さくで良くして頂きました。有り難う御座いました!
で、フランクの船でいざ。
マイボートを所有しているフランク。
彼はこの子に乗ってひたすら釣りに行っているとのこと。貴重な体験を有難う!よろしくね。
あ、そうそうちなみにこのヌーシャテルでも釣りをするのにライセンスが必要です。ただ今回僕らはフィッシングクラブの許可を得た上で会員の同乗者として釣りをさせて頂くことになったので今回は特別にOKでした。なので一般的な取得方法、詳しいことはわかりません…各々調べてみてください…すいません…
というわけで基本的にはやはりパイク狙いでいってみたいと思います。
魚探に映るベイトの群れ。小さいパーチの反応らしい。これに大きいパイクがついていたりするとのこと…ついてる。魚探に反応はある。ただなかなか釣れない。冬はこんなもんだとフランク。
違うんだフランク、釣れないとかが気になってるんじゃない。
そう、僕はパーチも釣りたいw
いくら小さかろうが僕にとっては初パーチ。
パーチさんこんにちは!初めまして!日本から会いにきました!引き続き宜しくお願いします!
パーチさんにたくさん遊んでもろたんで厳しいパイクさんを求めて…
釣りができる時間は2時間半程度。そしてなかなかの寒さw
結果は言わずもがな。魚探には居る反応があるらしいけど食わせられなかった…クぅ〜ッ
あー楽しかった!
この景色、この環境で竿を振れた幸せ。
フランク本当にありがとう!
つき合ってくれた奥さんも本当にありがとう。
帰ってご飯だ。
ディナーはフランクが釣って保存していたトラウトとパーチを使った料理。どれも最高においしかった!ありがとう!ごちそうさまでした!写真を見返してたらお腹がすくw
そしてまた釣り談議…w
あっと言う間に1日が終わってしまった…まともに動けるのはこの日のみ。明日はまた昼にはParisに帰る。
短い間だったけどフランクと彼女のおかげで本当に楽しめた。ありがとう。
おかげさまでまた必ず来るべき場所ができた。
釣りがもたらしてくれた素敵な出会いに感謝。
あの日神戸で出逢っていなかったらこの地にくることは一生なかったかもしれない。
Huercoのロッドがあるおかげもあって旅先で気軽に釣りが出来るようになった、ありがとう。
僕はこんな出会いが楽しくてしょうがない。必ずまた来るからそんときもよろしく!
最後まで読んで頂いた方、有り難う御座いました。
追記:この1年少しで状況も変わり、2018年11月19日よりルアーメーカーであるBlue Blue 株式会社さまのオフィシャルアングラーサポーターとして活動することとなりました。一人の釣り人として楽しみながら精進したいと思います。本職はデザイン屋さんです。どうぞよろしくお願い致します。