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島旅、クロヒラアジとの出会い


2024年6月4日
島旅、クロヒラアジとの出会い

初めまして。Huerco CASの内野と申します。
普段は沖縄本島や離島をメインフィールドに、カヤックを使用したキャスティングゲームや南国渓流にてオオクチユゴイを狙っています。

今回はパックロッドを携えた旅先で急遽、挑むことになった釣りをレポートしたいと思います。

島旅、クロヒラアジとの出会い

沖縄本島には、伊平屋島・野甫島・伊是名島・伊江島・水納島・津堅島・久高島・粟国島・渡名喜島・座間味島・阿嘉島・慶留間島・渡嘉敷島・北大東島・南大東島の15の離島があります。
(八重山・宮古は除いています。)

本島から船などで日帰りや一泊二日の日程での滞在が可能でそれぞれの離島によっても文化的な特徴や自然風景も異なっており、足を伸ばすとまた違った楽しみを見つけられると思います。

今回は沖縄本島から船で数時間の離島へと一泊二日の旅に出かけました。
旅の目的は釣りとは別にあったため、XT611-4S、c3000番のスピニングリールにタックルボックスと、釣り具は少なめです。島に到着後、観光がてらビーチを散歩していると魚影が…青みがかった魚体に縦縞が見えたため、ガーラ(ヒラアジ類の方言名)の一種、クロヒラアジだとわかりました。

島旅、クロヒラアジとの出会い

クロヒラアジ(学名:Carangoides ferdau)はヨロイアジ属(Carangoides)に属し、インド洋と太平洋の熱帯、亜熱帯海域に分布。最大で全長70cmにも達するそうです。

沖縄本島でも時より釣れていますが、近年は少なくなった印象でかねてから出会いたい魚の一つでした。思いがけない出会いに翌日急遽予定を変更して釣りをすることにしました。今回のメインベイトは方言でハララーと言われる5cm 未満の小型のイワシ。時期によってこのマイクロベイトに偏食するフィッシュイーターも多く、時に50-80cmクラスのかなり大きいガーラがついており、タックルバランスや喰わせなど沖縄のアングラーたちの悩みの種となっています。笑 小型のシンキングペンシル、小型ミノー、小型ジグなどをローテーションさせ広く探っていきました。キャストを続けるもなかなか反応が得られず我慢の時間が続きます。

島旅、クロヒラアジとの出会い
今回のメインフィールドとなったリーフ地帯。珊瑚と砂地が混在するエリアにベイトが固まっていた。今回は船で探ったがメインベイトはかなり岸寄りでおかっぱりやウェーディングでも面白いエリア

狙っていた満潮から下げに転じた時間帯待望の当たりが。

砂地と根が混在するシャローエリアに5cmのサスペンドミノーキャストして3アクション目でルアーにじゃれつくような感覚が、船から5m程度のところでルアーの後ろに青い影がみえ、ロッドアクションで一回飛ばしてステイさせると狂ったようにバイト!!
クロヒラアジは口が柔らかい上に、搭載していた針も細いので無理はできないと判断。ドラグを出しながらゆっくりファイトし、何度も元気よく走った後に姿を見せたのは待望のクロヒラアジ。思いがけない出会いに大興奮でした。

その後もキャストを繰り返して再度ヒットさせるも船際で針ハズレ。キャッチは1匹となりましたが、大満足の釣行でした。

最後になりますが、Huercoパックロッドとの出会いは6年前になります。
Huercoパックロッドを使い始めてからは、ちょっとどこかに行く時、友達や家族との旅行に行く時も水辺がかなり近くなりました。コンパクトだからこそ、旅のついでに釣りもできます。旅先でちょっと竿を出してみて、まだ見ぬ1匹との出会いがきっと待っています。パックロッドで旅をもっと楽しく、素敵な思い出をこれからも増やしていきたいと思います。

内野周大

内野周大Huerco CAS

instagram

鹿児島出身、沖縄在住。南西諸島のカヤックからのライトキャスティングをメインに、マングローブ域のライトゲームも得意なマルチアングラー。沖縄本島を拠点に週末になると離島にも足を伸ばしている。タマンのキャスティングゲームが一番好き。